COVID-19パンデミックが世界貿易に異例の混乱を来したことは間違いありません。実際のところ、過去1年半にわたって多くの国が景気回復措置として国境管理を強化し、中には商品の分類方法を変更する政府もありました。

世界的には、世界税関機構が定める「商品の名称及び分類についての統一システム(HSコード)」が関税および国際貿易統計の基盤となっています。事実、国際貿易における商品の98%以上がHSコードによって分類されています。

輸出統計品目表第7版は2022年1月1日に発効となります。国境を越えて取引されるさまざまな商品について、HSコードの大幅な改正(351項目)が行われるのが特徴です。

顧客に付加価値のあるサービスを提供

通関目的の正しい商品分類は荷送人と輸入者の責任ですが、HSコード改正について情報収集し理解するには時間がかかり、また正確に把握するためにはリソースと調査が必要となります。

そこで、フレイト・フォワーダーが率先して行動を起こし、顧客に付加価値のあるサービスを提供する絶好の機会です。

当社の安全で信頼の置けるクラウドベースの物流実行ソフトウェア「CargoWise」と包括的な国境コンプライアンスソフトウェア「BorderWise」といった物流テクノロジーは、御社の商品が正確に分類されることを保証し、エラーのリスクと罰金の可能性を低減します。

包括的な税関参考資料にワンタッチでアクセス

HS2022改正に則して完全更新されたBorderWiseは、HSコードや評価原則、国固有の法律、グローバルな自由貿易協定、条約など、世界税関機構の全発行物に1つの画面からアクセスできます。

つまり、輸入者、輸出者、通関業者、法務担当者や弁護士、およびその他の貿易従事者は、HS2022改正に従って品目コード、関税率、判例、判決、裁判事例を検証することができ、商品が正しく分類され、すべての規制要件が満たされていることを確認することができます。

多くの貿易従事者と法律専門家にとって、BorderWiseは仕事を高品質かつ素早く正確にやり遂げるために必要な情報を一所に集めた、日々の業務に欠かせない情報源です。同ソフトウェアは最新のHSコードを反映しているため、ユーザーは最新の規定に準拠しているという安心感が深まり、自社のコアビジネスに集中して取り組み、顧客に焦点を合わせることができます。

テクノロジーを使用してコンプライアンスから複雑性を排除

CargoWiseではさらなる監査機能が加わるため、顧客に代わって行う税関申告が正確かつ法律に準拠していることを保証します。

例えば、権限のあるスタッフメンバーは、以前に保存された製品コードを使用して通関分類明細行を監査することができます。そこで、税関申告に製品コードを適用する際には、既に社内の専任者によりデータ確認が完了しています。

また、製品コードに紐付けられていない品目についても、CargoWiseは税関申告明細行に手動で入力されたHSコードを検証し、当該コードが存在しない場合は通関業者に警告するため、コンプライアンスチェックがより一層強化されます。

来たる改正に今から準備を

2022年1月1日はまだ先に思われるかもしれませんが、税関当局に申告する商品が最新の規定に従っており有効であることを御社とその顧客が確認する時間はそんなに残されていません。

顧客が商品を正しく分類するのを助けるツールがあれば、年明け以降税関申告にかかる時間が短縮されるだけでなく、関税法に準拠した税関申告が保証されます。

新HSコード施行までの残り数カ月は、顧客と協力して御社の製品ライブラリの完全な監査を行い、御社チームが通関業務を最適化するために十分早い段階でコンプライアンスのあらゆる変更に備える絶好の機会です。

世界貿易が急速に変化し続ける中、CargoWiseやBorderWiseといったテクノロジーの使用で、顧客の製品関税率が常に更新され、注意が必要な製品の特定を可能にします。


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