国際民間航空機関(ICAO)の政策方針に則り、香港民間航空局(CAD)はまもなく、航空貨物すべてに対して安全検査を義務付ける予定です。
2021年6月30日に完全実施となる新政策は、航空貨物の安全に関する国際基準を強化することを目的としており、荷送人に対して次のことが義務付けられます。
- 荷送人は、関係当局により「検証済」の特定荷主として承認される必要がある。
- 荷送人は、民間航空機への積込み前は「非特定荷主」とされ、すべての貨物が完全保安検査の対象となる。
テクノロジーはコンプライアンスの維持にどのように役立つのでしょうか?
2021年6月30日以降、すべての輸出航空貨物は航空機への積込み許可前に、個別または航空貨物検査施設(RACF:Regulated Air Cargo Screening Facility)のどちらか一方で検査される必要があります。
御社がコンプライアンスを常に確保できるように、CargoWiseのフォワーディングモジュールに次のいくつかのアップデートをリリースいたしました。
シップメントの梱包画面の変更
すべての香港向け航空貨物を対象とする個別/荷姿レベルでの検査が円滑に行われるように、シップメントの検査欄に加えて、梱包明細行ごとに検査方法を適用できるようになりました。
梱包タブの検査欄が「UNK(不明)」で、仕向地(または積み替え地)が香港の場合は、警告メッセージが表示されるようになりました。
Consignment Security Declaration(CSD)に関するアップデート
コンソリの仕出地が香港の場合は、コンソリのAWB画面のCSD(安全宣言書)タブで、検査方法グリッド内に追加されたすべてのシップメントに対する荷姿レベルでの検査方法が表示されます。あるいは、シップメントの梱包明細行に検査値が表示されます。
新政策に従い、(サプライチェーンで更に検査されるように)追加された貨物の少なくとも1つが「不明」としてCTO /グランドハンドラー/航空会社の検査に提出されている香港発のコンソリの場合、最終版MAWBの印刷画面でも警告が表示されるようになりました。
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