業界をリードするクラウドベースの物流実行ソフトウェア、CargoWiseを開発するWiseTech Globalは本日、国際貿易を促進する電子船荷証券 (eBL) および書類のデジタル化機能を提供する大手プロバイダーであるBolero.net Limited (Bolero) 社とその子会社を買収することを発表した。

英国に本社を構え、20年以上の経験を有するBolero社は、船荷証券をデジタル化し、港湾当局、税関、金融機関、物流パートナーやその他関係者に電子的に送信、承認および提示できるeBLを作成するための完全デジタルソリューションをキャリアに提供している。正確かつ効率的なデジタル書類により、紙ベースの書類やスキャンした書類の再入力が不要となる。取引に関わるすべての関係者は、サプライチェーンのライフサイクルを通じて進捗状況を安全に監視し、所有権、進捗状況および支払いに関する情報にアクセスすることができる。

全世界で200社を超えるキャリアのネットワークを有し、世界最大規模の金融機関複数社と直接接続しているWiseTechとBolero両社のビジョンは、エンドツーエンドでデジタルファーストの貿易書類のやり取りを実現することである。それにより、フィジカルなサプライチェーンでデジタル化された財務・貿易書類の要件が収束され全データの直接処理が可能となると同時に、製造業者、貨物所有者、キャリア、銀行およびサービスプロバイダーなどサプライチェーンのすべての関係者に単一ビューを提供できるようになる。

WiseTech Globalの創設者兼CEOであるRichard White氏は、次のように述べている。「物流業界がデジタル化に向かって進み続ける中、エンドツーエンドの実行と可視性を提供するペーパーレスソリューションの必要性は極めて重要だ。CargoWiseのエコシステムにBoleroが提供する機能を組み合わせることで、シームレスなエンドツーエンドのデジタルワークフローが構築されるなど、非常に大きな相乗効果があると考えている。Boleroチームの知識とテクノロジー・スタックはCargoWiseのエコシステムに直接接続され、業界をリードするeBL、書類デジタル化のワークフロー、そして銀行および決済サービスへのデジタル接続の提供を通じて、CargoWiseを利用する既存顧客に利益をもたらす」。

「国際貿易を可能にして活性化させるデジタル機能を開発するという我われ共通のコミットメントは、両社が協力して業界の将来のニーズを満たすソリューションを顧客に提供し続けることを意味する。BoleroをWiseTechのグローバルチームに迎えることをうれしく思う」。

BoleroのCEOであるAndrew Raymond氏は、「WiseTech Globalグループに加わることは当社ビジネスにとって自然な流れだ。そして、サプライチェーンにおける書類の完全なデジタル化に向けた大きな前進であり、より安全でスマートかつ迅速な国際貿易を促進する。当社には、輸入業者、輸出業者、船会社、大手銀行および港湾ターミナルとの確固たる実績がある。我われは、業界をリードするCargoWiseのエコシステムを強化して、世界の大手物流サービスプロバイダーやキャリアに書類のデジタル化ソリューションを提供できるこの機会をうれしく思っている。そして、今後も長年の顧客とパートナーのために尽力し、WiseTechの製品開発と技術革新の強みを生かして当社のソリューションを強化し続けていく」と語る。

Bolero社について

Bolero InternationalはSWIFT(国際銀行間通信協会)とグローバル物流・保険業界により1998年に設立され、国際貿易のデジタル化を推進する上で、非常に高い評価とマーケットリーダーとしての地位を築いてきました。同社は、貿易プロセスと取引をデジタル化することで、グローバルサプライチェーン全体に安全なエンドツーエンドのクラウドベースサービスを提供しています。Boleroに関する詳細は、www.bolero.netをご覧ください。

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